【鱒の寿し 青山総本舗】富山で一番旨いと評判の伝統の味　実食レポート

富山で一番旨いと評判の「鱒の寿し 青山総本舗」を実際に食べてみました。そのおいしさをレポートします。

富山で一番おいしいと評判の鱒の寿しってどこなのかな？

青山総本舗の鱒のすしかな。

2023年10月27日から10月29日まで2泊3日で富山を旅行してきました。少しでも多くおいしい鱒の寿しを食べてみてそのおいしさ、その奥深さを味わいたい・・・これが今回の旅の目的です。

今回の記事は富山で一番旨いと評判の「青山総本舗」の鱒の寿しの実食レポートです。

【鱒の寿し 青山総本舗】富山で一番旨いと評判の伝統の味

鱒の寿し 青山総本舗とは？

青山総本舗は創業60年を誇る伝統を今に伝える鱒の寿しの老舗です。

ですから素材となる鱒はもちろんの事、お酢やお米、鱒の寿しを包む笹の葉、鱒の寿しを収める木の容器「曲げわっぱ」まで、全て本物にこだわり、昔ながらの伝統の手作りの味を大切にしています。

青山総本舗では、以前は富山市内を流れている神通川に遡上する天然の鱒を使用していましたが、現在ではすっかりとれなくなってしまったので、現在は北海道産の鱒を使用しています。

丁寧におろした鱒の切り身を塩で締め、酢を合わせます。曲げわっぱに笹を敷き詰め、鱒を敷いて酢飯を乗せる。蓋をしてその上に重石を乗せます。

こうする事よって、鱒と酢飯が程よく熟成され、鱒の旨味が鱒の寿し全体に広がっていきます。

鱒の寿し　青山総本舗の商品と価格は以下の通りです

実食レポート

食べる手順

うわ～　本格的！

パッケージからして、伝統を感じられますね！

パッケージを外すと曲げわっぱのふたの上に竹の棒が上に2つ、下に2つ、太い輪ゴムできつく縛って圧力をかけています。

この「圧力をかける」という事が鱒の寿しが伝統の「押し寿司」であることを物語っています。

包装紙を取り外すと中から重厚感のある「曲げわっぱ」が出てきます。焼き印が押されてあって伝統を感じさせます。

蓋を取ると熊笹に包まれた鱒の寿しが出てきます。

熊笹には殺菌効果があり、笹を鱒の下に敷き詰める事によって腐敗を少しでも防ぐ効果があります。　

笹を開くと、中から奇麗なサーモンピンクに輝く鱒が見えてきました。食欲をそそります。

挟み竹を外し、容器（曲げわっぱ）の蓋を下にして容器を外し、蓋をまな板代わりにして切り分けます。その際、笹の葉をつけたまま切るのが昔ながらの食べ方です。

切り分けるには商品に付属してついている簡易ナイフを使うといいでしょう。

実食レポート

早速、切り分けて食べてみました。

旨味の効いた酢飯と鱒のおいしさのバランスが絶妙だね

さっぱりした酸味があり、以前紹介した「大辻の幻」のようなレア感はあまり感じられず、鱒も酢飯もほどよく熟成した旨味を感じます。

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toyamalifesuppot.jp

2024.06.29

握りずしと押し寿司の違い

僕は富山が好きとは言え、関東出身、関東の人間です。関東といえば握りずしが主流で鱒の寿しのような押し寿司はあまり見かけませんし、なじみがありません。

富山に来て鱒の寿しを目にして「関東とは寿し文化が随分違うんだな」と感じました。

握りずしの原点は江戸前寿しであり、江戸前（東京湾）で獲れた魚を酢で締めたり、タレをつけたり、煮たりと様々は工夫をしてせっかちな江戸っ子のために短時間で提供できるように、ネタと酢飯を一緒に握るようにしました。

それに対して押し寿司は、関西で根付いた寿司文化で、木枠等でネタと酢飯を成型し、じっくりと時間をかけて熟成します。

握りずしはネタの味で勝負しているのに対して、鱒の寿しをはじめとする押し寿司はネタ、酢飯が一体となってその素材そのもので勝負をしている気がします。

鱒寿司は時間をかけて圧力をかけるだけあって酢飯と鱒が熟成され旨味が程よく感じられます。せっかちな握り寿司にはこの奥深さは出すことができないでしょうね。

お店のアクセス

青山総本舗の鱒すし　どこで買えるの？

お店以外にも富山で気軽に鱒の寿しが購入できる富山駅ナカ「きときと市場　とやマルシェ」の越中鱒寿司富の恵みで購入できます。

北陸新幹線で初めて富山を訪れる方でも、とやマルシェは新幹線の改札口と直結しているので、分かりやすいと思います。
皆様もぜひ富山伝統の味を試して頂きたいと思います。

富山のグルメに関する記事はこちらです

https://toyamalifesuppot.jp/toyamaramen-yanaginoshita/