北陸新幹線の楽しみ方
「旅」は人生における楽しみであり、醍醐味の一つです。「旅は人生を豊かにするかけがえのないものです。
私は将来富山への移住を目指し、年2回必ず富山を訪れていますが、毎回非日常的な旅行気分を味わっています。
私の住んでいる首都圏から富山を訪ねる時必ずお世話になるのが、北陸新幹線です
この記事では北陸新幹線を定期的に利用している僕が実践している「北陸新幹線の楽しみ方」です。皆さんも北陸新幹線に乗る機会があったら是非参考にして下さいね。
北陸新幹線の楽しみ方
駅弁を楽しむ
東京駅に着いたら必ず立ち寄って欲しいのが駅弁屋さん。
駅弁屋 祭 グランスタ東京
この駅弁屋さんは東京駅の中央通路の東海道本線、東京上野ラインへの乗り場と東海道新幹線の乗り場の間に位置しています。
全国各地の厳選された駅弁を取り揃えています。
どれもおいしそうですね。この駅弁屋さんで選んだ駅弁を新幹線の車内でじっくりとおいしく頂く。旅の醍醐味です。
新幹線の車内設備
普通車
上の画像は僕が乗った普通車の座席の様子です。
普通車ですが、座席の幅がゆったりしています。リクライニングもしっかり取れます。
座席は進行方向左側が2列、右側が3列です。この点は東海道・山陽新幹線と同じです。
東京から富山までは最速達種別「かがやき」で最速2時間8分、金沢までは最速2時間27分ですが、座席に座っていても疲労感を全く感じません。
北陸新幹線の車内には電源コンセントがあり、スマートフォンやパソコンの充電にも使えます。安心ですね。
上の画像は北陸新幹線の普通車の座席表です。
向かって進行方向(金沢方面)の左側がA席、B席の2列、向かって進行方向の右側がC席、D席、E席の3列となっています。
グリーン車
北陸新幹線のグリーン車の車内はA,B席、C,D席の4列。普通車よりもシートピッチが広くゆったりしています。
グランクラス
グランクラスはいわば新幹線のファーストクラス。座席はリクライニングが電動式でほとんど水平になるまで倒すことができます。
座席の配置は進行方向(金沢方面)左側が2列、通路を挟んで右側が1列。座席の幅が極限まで広くなっていています。
まさに贅沢の極みを尽くした座席です。
普通(指定席) | 普通(自由席) | グリーン | グランクラス | |
---|---|---|---|---|
東京-富山 | 12,960 | 12,430 | 19,420 | 27,800 |
東京-金沢 | 14,180 | 13,850 | 20,840 | 29,220 |
僕が乗るのはいつも普通車なので、いつかはグリーン車やグランクラスに乗ってみたいですね。
北陸新幹線に格安に乗車できる方法を以下の記事にまとめました。
北陸新幹線の楽しみ方 車窓を楽しむ
北陸新幹線に乗車した時の最大の楽しみはなんといっても車窓です。さてどんな景色が皆様の目を楽しませてくれるのでしょうか?
東京駅で「これから新幹線に乗るんだ」と気分が盛り上がる
ここからは僕が実際に北陸新幹線にのった時の記録です。
東京駅の北陸・上越新幹線の乗り場である21・22番線ホームにやってきました。
東京駅新幹線ホームには、北陸新幹線、上越新幹線、山形新幹線、秋田新幹線、東北・北海道新幹線が入れ代わり立ち代わりやって来ては出発していきます。
色とりどりの新幹線がホームに停車しているのを見て、いやがうえにも旅情を掻き立てられます。この雰囲気は青と白の1種類の車体しかない東海道新幹線のホームでは味わえないですね。
いよいよ乗車
8:36分発の金沢行き北陸新幹線「かがやき505号」が入線してきました。
車内清掃のために5分間停車。その間、乗車ドアが閉まっていて乗車できません。「早く乗りたい」と気分が盛り上がってきます。
車内清掃が終わり、乗車ドアが開いたらいよいよ乗車です。
早くも東京駅からお客さんで埋まっています。ほぼ満席です。
大宮までは低速度
列車は定刻通り8:36分に発車しました。
上野駅を出発したら、日暮里駅付近で地上に出て、高架に上がります。進行方向左手は東北本線・京浜東北線の線路に沿って崖が連なっていいます。結構な高低差です。
ここは武蔵野台地の突端です。こうしてみてみると、東京は起伏の激しい都市であるという事が分かります。
右手に新幹線車両基地があり、それを過ぎると赤羽駅付近でトンネルに入ります。トンネルを抜けると進行方向右側に埼京線が並走してきます。
今乗っている新幹線は並走している埼京線をどんどん追い抜いていきます。この付近は時速130キロくらいです。埼京線に乗っている人たちに「俺は今新幹線に乗っているんだぞ」と優越感に浸るのもいいでしょう。
北陸新幹線は間もなく大宮駅に着きます。
大宮駅を出発したら新幹線としての本領発揮
大宮駅を出発したら、新幹線はその本領を発揮します。列車はどんどん加速して、時速はあっという間に200km/hを超えていきます。
下の動画は大宮駅を出発して、どんどん加速して北陸新幹線と東北新幹線の分岐付近の様子を動画で撮影したものです。新幹線がいかに早いかお分かりいただけると思います。
北陸新幹線は、東北新幹線と分岐してから、関東平野を時速230kmの猛スピードで北に向かいます。
やがて列車は熊谷駅、本庄早稲田駅、高崎駅、安中榛名駅を通過していきます。高崎駅を過ぎたあたりから車窓に山が迫り、トンネルが多くなります。
碓井峠超え
安中榛名駅を通過したらいよいよ碓井峠越えのトンネルに差し掛かります。(高速なので駅を通過してるのはほんの一瞬でよくわかりませんが・・・)
在来線の信越本線の碓井峠の区間の横川-軽井沢間は1997年10月1日の北陸新幹線 高崎ー長野間の開通によって廃止されました。
信越本線での碓井峠越えは急勾配を上るために旅客列車(電車)を牽引するための機関車を連結して運転していました。それは非常に見ごたえがあったものでしたが、新幹線開業によってその風景は失われました。
北陸新幹線は30パーミルという急勾配の碓井峠トンネルを通過します。トンネル内を高速で通過しているので勾配は感じられず、トンネルなので全く景色を見る事ができないのが残念です。
碓氷峠トンネルを抜けますと、軽井沢です。
この付近で減速し、しばらくしてまた加速していきます。
碓井峠を越えたら浅間山、立山連峰が見えてくる
新幹線は長野県内に入り、再び加速していき、右手に浅間山が見えてきます。
左手には遠く北アルプス 立山連峰が見えてきます。晴れている日なら絶景です。
しばらくして長野駅に到着。乗務員が後退して、発車します。
長野駅を出発してからは、日本の分水嶺となる山脈を超えるため、しばらくトンネルが続きます。
ここから30分くらいはトンネルばかりで車窓を楽しめません。
日本海が見えてきたら北陸はもうすぐ
トンネルを抜け、糸魚川に差し掛かると、いよいよ進行方向右手に日本海が見えてきます。日本の新幹線で日本海が見えるのは北陸新幹線だけです。
上の画像(地図)を見てお分かりの通り、北陸新幹線の線路は糸魚川からしばらくの間、日本海の海岸線の近くを通っています。
ところどころでトンネルがあって海が見える車窓は途切れてしまいますが、晴れていれば富山湾越しに遠く能登半島が見えます。まさに絶景です。
日本海側の都市に住んでいる人なら日本海はあたりまえの存在かもしれませんが、首都圏や太平洋側の人たちには日本を縦断したなんて、特別な感慨にふけってしまうでしょう。
進行方向右手に日本海の絶景が見えると同時に進行方向左手に立山連峰がはっきり見えます。
日本海や立山連峰が見えてきたら富山や金沢はもうすぐです。
日本海だー
ついにここまで来た!もうすぐ北陸だ
北陸新幹線の車窓を楽しんでいるうちにあっっという間に目的地の富山に着いてしまいました。これにて北陸新幹線の旅も終わりです。
座席の選び方
北陸新幹線は座る座席の位置によって楽しめる車窓が違ってきます。
- 立山連峰を見たいならE席
- 日本海を見たいならA席
北陸新幹線の楽しみ方 まとめ
北陸への旅は、北陸新幹線に乗車することから始まります。北陸新幹線は社内設備も充実して、しかも車窓は絶景。
皆様も北陸への旅が一生の思い出になれるように楽しいものになれるように心から願っております。
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